1.ホルモン
- 脳下垂体
脳の下面にあり、間脳につながっている
<ホルモン分泌の特徴>
-視床下部から分泌されるホルモンに影響される
-フィードバック効果
例)排卵後に黄体が形成されると、黄体から分泌される黄体ホルモン(プロジェス
テロン)が視床下部にフィードバック効果を及ぼし、黄体ホルモンが分泌されてい
る間は、排卵を促進する黄体形成ホルモンの分泌が抑制され、次の排卵が起こ
らない - 甲状腺
咽頭の前面をおおう盾のような形をした内分泌腺
<甲状腺ホルモンの主な作用>
代謝を高めて酸素消費や熱発生を促進 - 副甲状腺
甲状腺の背側に二対ある
<副甲状腺ホルモンの主な作用>
血液中のカルシウム濃度を上昇させる - 副腎
左右の腎臓に帽子のように付属し、皮質と、それに包まれる髄質とからできてい
る
-皮質・・・ステロイドの混合物である何種類かの副腎皮質ホルモンを分泌
→腎臓での塩分濃度の調節や、肝臓でのグリコーゲンの合成などの調節に関係
-髄質・・・交感神経の支配のもとにアドレナリンを分泌 - ランゲルハルス島(膵島)
膵臓内に島状に散在する微小な内分泌腺であり、一つひとつは数十~数百個の
腺細胞からできている
<腺細胞から分泌されるホルモン>
-α(アルファ)細胞・・・グルカゴン(→血糖値を上げる働き)
-β(ベータ)細胞・・・インスリン(→血糖値を下げる働き)
-δ(デルタ)細胞・・・グルカゴンとインスリンの分泌を抑制するホルモン
2.雄の生殖器
- 陰茎
体内受精する雄の動物において、精子を雌の体内の卵に達するよう確実に送り
こむため、雌の生殖器官に挿入できる比較的長い外部生殖器として発達
→鳥類では雄の外部生殖器が発達せず、交換器の形状が雌雄でよく似ており
識別が困難 - 精巣
雄の生殖腺で、精子を形成する。また、雄性生殖器であると同時に、雄性のホル
モンを分泌する内分泌腺でもある - 精嚢(せいのう)
哺乳類の雄の精管の末端近くに付属する腺組織で、精液の成分の一部を分泌
→犬や猫にはない - 前立腺
哺乳類の雄だけにある分泌腺の一種であり、前立腺の分泌液は、ほかの分泌
液と混合して精液となる。
また、平滑筋がよく発達し、この筋肉の収縮によって精液が尿道を通って対外へ
放出される - 精液
精子を体外に送り出すための液体。精液中の果糖などが精子の運動のエネル
ギー源として利用される
3.雌の生殖器
- 卵巣
卵を作る器官。また、雌性生殖器であるとともに、卵胞ホルモンや黄体ホルモン
を分泌する内分泌器官でもある
→卵細胞の成熟と排卵は、脳下垂体前葉の卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホル
モンの刺激を受けて進行する - 卵管
卵巣から排卵された卵が通る管。
精子はこの部分まで到達して卵と出合い、受精する。受精卵は、分裂しながら
卵管を下って子宮に達し、子宮壁に着床する - 子宮
受精卵が子宮内壁に着床すると、胎盤が発達する
→胎児は臍帯(さいたい=へその緒)で胎盤につながっており、母体より酸素や
栄養を受け取って発育する。また二酸化炭素や老廃物も母体に受け取ってもら
う - 膣(ちつ)
受精のための精子の通り道であり、出産時には胎児が通る産道となる。膣の内
壁の状態はエストロジェンの影響を受け、発情周期によって大きく変化する
以上
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