1.フィンチの特徴
- 分類: スズメ目(60科)のうち、ホオジロ科、アトリ科、カエデチョウ科、ハタオ
リドリ科の4科に属する - 分布:
-ホオジロ科(ホオジロ、チャキンチョウなど)・・・オセアニアを除く世界中
-アトリ科(アトリ、ウソ、セイオウチョウなど)・・・ユーラシア大陸(インドなど一
部地域を除く)、アフリカや南北アメリカ大陸
-カエデチョウ科(ジュウシマツ、ブンチョウなど)・・・南北アメリカ大陸を除く熱
帯から亜熱帯
-ハタオリドリ科(スズメ、ハタオリドリなど)・・・アフリカ、ユーラシア大陸、アラ
ビア半島、東南アジアの一部 - 体型: 基本的にはスズメ型
- 脚: 三前趾足(第1趾が後方、第2、第3、第4趾が前方に向く)
2.フィンチの飼養環境
- 寒さに弱い(特に熱帯・亜熱帯産の小型種)ため、なるべく気温差の少ない環
境を作るように心がける
→ジュウシマツ、ブンチョウは日本の気候風土に定着しているので、比較的寒
さに強い
3.カナリアの特徴
- 分類: スズメ目アトリ科カナリア属
→フィンチであるが独立して扱う - 原産: アフリカ西部(カナリー諸島、アゾレス諸島、マデイラ諸島など)
- 品種: 観賞用の鳥としての品種改良により品種が多い。目的による品種改
良がおこなわれている
1)鳴き声(鳴きカナリア)
2)スタイル(スタイルカナリア)
3)色彩(カラーカナリア)
4.カナリアの飼養環境
- 一般的にはカナリア用の庭箱(にわこ)でつがいで飼養
→ただし、鳴き声を観賞する場合などには鳥籠に雄1羽だけで飼養
(雄は攻撃的な性質であるので多数を同居させないようにする) - 鳥籠であれば35cm角以上
- 水浴び用の大きな容器を用意する
以上
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