1.ニワトリの飼養
(1)ニワトリの特徴
- 分類: キジ科
- 原産地: インド南東部
- 野生のセキショクヤケイを家禽化
- 脚が非常に強く、地上を歩くのに適している
- 品種: 食肉用、採卵用、観賞用、闘鶏用など
(2)ニワトリの飼養環境
- 禽舎での飼養が望ましい
→10羽程度であれば10㎡が目安 - 床に乾燥した砂を敷く
→掃除がしやすく、ニワトリが砂あびをすることができる - 夜間寝るための止まり木を設置する
(3)ニワトリの飼料
- ニワトリ用の配合飼料か、麦、トウモロコシ、籾、米糠などの植物質と、魚粉や蚕
のさなぎなどの動物質の飼料
→成長度に合わせた内容の飼料を与える - 副食: ボレー粉(カルシウム補給のため)、青菜類(ビタミン類補給のため)
2.アヒルの飼養
(1)アヒルの特徴
- 分類: カモ科
- 原産地: ヨーロッパ、アジア、北アメリカ、北アフリカ
- マガモを家禽化
- 飛翔能力はない
- 体型: 胸の深さは深く、腹部には分厚い皮下脂肪がついており、水に浮かびや
すい - 嘴(くちばし): 平たく、両側に櫛状の歯のようなものが一列に並んでいる
→餌を捕まえたり、そのときに水をその間からふるい落とすのに役立つ - 発達した1対の盲腸あり
→消化酵素で消化しきれない繊維質の食物を細菌によって分解する - 水禽: 羽毛の綿羽が特に多く密生して保温効果を高めている。また、防水効果
に役立つ羽脂腺が発達している - 脚: 前向きの三趾の間に水かきあり。後趾(第1趾)は短い
(2)アヒルの飼養環境
- 池、金だらいを準備
- 多数飼養が可能
→雄1羽に対して雌を複数羽にするとよい
(3)アヒルの飼料
- 主食: アヒル用、またはニワトリ用の配合飼料
- 副食: ボレー粉、青菜類など
3.イエバトの飼養
(1)イエバトの特徴
- 分類: ハト目ハト属(51種)ハト科
- 原産地: ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ
- 原種: カワラバト
- ピジョン・ミルク(ハト乳)
→そ嚢に蓄えられる栄養物。雛の生育に必要 - 品種: 食用種、飛翔種、行動用種、ショー用種
(2)イエバトの飼養環境
- 1m角以上の鳥籠、または禽舎
(3)飼料
- ハト用の混合飼料
- 飼養者が配合する場合はトウモロコシ、エンドウ豆、マイロ、小麦など
- 副食: 青菜類、ボレー粉、塩土
以上
スポンサードリンク