1.子どもの発達における動物の役割
(1)非言語コミュニケーション力
動物は言葉を話さないため、言葉以外の手段で互いに会話している。
子どもが動物の様子を見て動物の気持ちなどがわかるようになる。
(2)問題解決能力
愛玩動物の日常の活動、例えば、動物が困ったときや何かに驚いたときなどにどのよ
うな行動をとるかを観察しながら、子どもはその姿を自分と重ね、その行動が好ましい
かそうでないかなどと考えるようになってくる。
(3)社会性の発達
愛玩動物は子どもたちにとって家族や他人との会話を進めてくれる仲介者になり、子ど
もの社会性の発達に役立つ。
(4)責任感の醸成
愛玩動物の世話を手伝うことで、子どもの責任感が養われる。
(5)身体的能力の向上
犬の散歩、ハムスターなどの小動物を傷つけずに手に持つなど、世話をするときの様々
な動作が子どもの身体的能力の向上に役立つ。
2.学校における動物の飼養
- 動物の福祉を守ることがいかに大切かを理解させ、生命に対する感受性を養う
- 将来的に自らがどのように自然や動物と接するべきかを考えたときに、理念だけで
なく体験を通した具体的な理解を育てる
→獣医師や教職員、地域住民など周辺関係者の協力が不可欠
以上
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