狂犬病とは?
(1)感染経路・症状等
- 感染経路:感染した動物に咬まれて感染(→全ての哺乳動物が感染)
- 潜伏期間:1~3ヶ月程度
- 症状:発症、不安感、興奮、麻痺等の神経症状(→発症後は、ほぼ100%死亡)
(2)発症予防
- 暴露前ワクチン接種(3回接種):研究者、海外旅行者等
- 暴露後ワクチン接種(被咬傷後、0、3、7、14、30日の5回接種)
(3)発生状況
- 日本では昭和32年以降、人・犬での国内発生なし
- 全世界では毎年55,000人以上が死亡(内、アジアが31,000人)
狂犬病予防法
<目的>
狂犬病の発生を予防し、その蔓延を防止し、及びこれを撲滅することにより、公衆衛
生の向上及び公共の福祉の増進を図る。
<内容>
区分 | 内容 | 対象動物 | |
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通常時の措置 | 国内対策 | ・登録:一生に1回(取得後30日以内) ・鑑札の装着 | 犬 ※登録、予防注射の 対象となる犬は 生後90日以上 |
・予防注射:毎年1回 ・注射済票の装着 |
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未登録(鑑札未装着)、未注射(済票未装着)犬の捕獲・抑留措置 | |||
侵入防止対策 | 輸出入検疫 | 犬、猫、あらいぐま きつね、スカンク |
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発生時の措置 | 届出、隔離、臨時の予防注射、検診等 | 上記+政令で指定 | |
罰則 (主なもの) | ・検疫を受けずに犬等を輸入等:30万円以下の罰金 ・未登録・未注射等:20万円以下の罰金 |
以上
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