犬の健康チェック、および感染症に対する予防接種は飼養者の義務である。
犬の健康チェック
- 元気がない
- 嘔吐をする
→犬は嘔吐しやすい(健康体であっても、草を食べて吐いたり、食べ過ぎで吐いた
りする - 下痢をする
- 便秘になる
→健康な犬は、毎日1、2回の排便が普通 - 尿に異常がある
・尿の色やにおいの変化: 腎臓や泌尿器の異常の可能性
・排尿の量や回数が多い: 糖尿病、副腎皮質機能亢進症の可能性
・尿が出づらい: 膀胱炎、尿路結石の可能性 - 苦しそうに呼吸する
- 咳をする
- 発熱がある
→犬の体温の平熱は平均38.5度 - 震える、けいれんが見られる
- 脱水を起こす
- 歩き方がおかしい
- よだれがひどい
→中毒症状の可能性 - ひどくかゆがる
- 脱毛する
- やせてきた、太ってきた
- 頭をひどく振る
→耳の疾患の可能性(細菌感染、マラセチアなどの酵母様真菌、ミミヒゼンダニ
などの外部寄生虫が原因) - 目脂(めやに)がでる
犬の感染症と予防
犬の感染症の予防策として、ワクチンや予防薬がある。
狂犬病予防接種は、狂犬病予防法により生後90日を経過したとき1回目を接種し
以降年1回の接種が義務付けられている。
<ワクチンで予防できる犬の感染症>
- 犬ジステンパー
- 犬アデノウイルス1型感染症(犬伝染性肝炎)
- 犬アデノウイルス2型感染症(犬伝染性喉頭気管支炎)
- 犬パラインフルエンザ感染症
- 犬パルボウイルス感染症
- 犬コロナウイルス感染症
- 犬レプトスピラ感染症
- 狂犬病
- 犬糸状虫症(犬フィラリア症)
また、犬糸状虫症(犬フィラリア症)には、犬体内移行中の子虫を殺す予防薬(駆虫
薬)がある。
※参考:犬の生理データ(成犬)
- 心拍数: (大型犬)60~80回/分・(小型犬)80~120回/分
- 呼吸数: 20~30回/分
- 体温: 38~39度
以上
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