1.チンチラの特徴
- 齧歯(げっし)目ヤマアラシ科
- 生息地: アンデス山脈の西の山麓領域
→標高が高く、非常に寒く乾燥した山岳地帯
-体温を守る力(暖かい毛皮)
-高山を飛び回るジャンプ力
-乏しい食物と水で生きられる力 - 食性: ほぼ完全草食性(ときに昆虫も食べる)。盲腸便の食糞習性あり
- 歯: 計20本。黄色。切歯、臼歯ともに伸び続ける
- 繁殖: 季節性あり(交尾:晩秋→出産:早春)。ただし飼養下では年間を通じて
妊娠の可能性あり。妊娠期間111日
2.チンチラの飼養環境
- 温度: 10~15℃が適温→25℃を超えると熱中症などにより具合が悪くなる
- よくかじる習性、運動量などを考慮して、金属製の広いケージが望ましい
→2m×1m程度の床面積が必要とされる
3.チンチラの食事
- チンチラフードと干し草を与える
→高繊維、低栄養である食物に適応しているため、高栄養な食物は避ける - 水は自由に飲めるようにする
4.チンチラとの接し方
- 尾は根元以外の部分をつかんではいけない
→不用意に引っ張ると尾骨を残して抜けてしまうおそれがあるため - 毎日砂遊びをさせる(10~15分程度とし、長時間は避ける)
→砂の中で転げ回ることで、毛の汚れや脂分を除去し、グルーミング衝動を満足さ
せる
※参考:チンチラの生理データ
- 心拍数: 100~150回/分
- 呼吸数: 40~80回/分
- 体温: 38度前後
以上
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